ARAMAKI MTG

北海道の文化はアイヌ文化以外は歴史が短いため、特徴的な文化はそんなに無いと思い込んでおりましたが、大間違い。鮭をはじめとする魚介、スープカレー、ザンギ、ラーメン、住居の様式、言葉(あげるとキリがない)、移住してみると様々な独自の文化があることを知り、土地と暮らしの関係の深さはそれはそうだろうなと、改めて思う日々。
アイヌの書籍、開拓の書籍、戦争、縄文、知れば知るほど深い。

お店でARAMAKIを取り扱わせていただくようになってから、ARAMAKIのみなさんとの交流が増えていき、2024年1月にはARAMAKI meetingというイベントに呼んでいただき、家族で参加してきました。

活動の1年の振り返りや、大学教授による鮭と温暖化の関係の話など結構濃い内容でしたが、お酒のある席ですので調子に乗って飲み過ぎながら、画家の高橋さんとの会話に夢中になってしまいほとんどトークイベントを聞き逃してしまう始末。

北海道を代表する文化の「鮭」を鮭箱を通して発信するARAMAKIはこれからもお楽しみにです。
※集合写真はお借りしました。

鮭箱グラフィック

芸術の秋、食欲の秋。

鮭箱の印刷に使われる輪転機用の版を使ったオリジナルパーカー制作のワークショップ。
ARAMAKI展期間中の10月22日に開催いたしました。
時間を要するために1日4組(1組4名まで)限定、おかげさまで満員御礼となりましまた。
今回ARMAKI初のオリジナルウェアもスタートしております。
限られた版の中と、限られた色から(といっても版の数は多い)好きな場所に好きなものを押すというシンプルな作業ではありますが、デザインは無限大。
本当に個性豊かでどれも素敵で、商品にしたいくらいでした。
そうきたか!そこにそれを押すのか!僕は後ろの方で静かに感激。
クリエイティブとは、あるものの組み合わせなんだとスティーブ・ジョブスも言っていたような気が。。

北海道にとって鮭は特別。釣りを釣る人もしない人もこの秋の遡上の時期は季節の変わり目を感じる風物詩。
この時期にこんな素敵なイベントを開催できたことに感謝申し上げます。
ARAMAKIのみなさま、今回もコーヒースタンドを出してくれたゆうすけくん、そしてイベントに参加してくださったお客様、通常ご来店でイベントを暖かく見守ってくださったお客様本当にありがとうございました。
2回目開催の声もいただきましたので、来年開催を目指したいと思います。

北海道カルチャー

絵画や写真、現代アート、音楽、書籍、好きなものに一貫しているのは時間軸を長く感じられること。
偶発的なまぐれのホームランには興味を持てません。
荒巻鮭の鮭箱を日用品からアートまでの幅広い領域へ昇華させたのはARAMAKI
BACKWOODの構想を練っている段階で、北海道の今の文化を発信したいと思うにいたり、どうしてもARAMAKIの商品をどうじても取り扱いさせて欲しいと思ったのはウェブで見つけてから、そして恵庭のアトリエで現物を見てますます思ったのがスタートでした。

鮭の漁獲高は減り、鮭箱は発泡スチロールへの移行が進み、木製の箱はどんどん存続の危機になっているようです。
古くて懐かしいモノがいいというつもりはありませんが、美しくて機能的で感触の良いモノが廃れていくのは嫌だなーと思います。

鮭箱に新しい価値観を付加するARAMAKIの作品と商品を是非ご覧ください。ARAMAKI展は11月5日までです。